2016年05月21日

5月21日(Sat)




2015年2月

旧店舗に女性一人がご来店。

オーダーしたい、とのご依頼。




娘さんへのプレゼントとの事。




とても想い入れが強く、

「一生持っていられる物」というワードが何度も出てくる。




素材がシルバーであれゴールド、プラチナ、

どれにしても消えて無くなるものでは無く、

一生持っていられるのだが、

「娘が大きくなっても持っていられる物」

何度も何度も出てくるこのワードで

最終的にプラチナネックレスに決定。




納期やデザイン、価格などの話を進めていく中

何かとてつもない「想い」を感じ

娘さんの歳を聞くと、まだ中学生。





「中学生の娘さんにプラチナですか?」

こんなやり取りを続け、お客様が一言





「私、余命宣告されたんです」





その方は自分より年下。




母一人、子一人。




打ち合わせが終わり、

挨拶を交わし、一緒に外へ。

ゆっくり歩く後ろ姿が見えなくなるまで見送りました。

この街並みがどんな風に目に映ってるのだろうか、と。




小さなネックレスの裏にメッセージを入れたいが

「何文字くらい入りますか?」と。

「0.8mmの刻印だと8文字くらいですかね」と。











2015年4月

無事に納品。

とても喜んでいただき、ホッとする。




裏に入れるメッセージがなかなか決まらず、

8文字以内で考えてもらったが、

残したいメッセージを書き出すと

作文用紙1000枚あっても足りません、と。







何度も入退院を繰り返す中

アクセサリーオーダーって楽しいです!と

とても喜んでいただき、活き活きとした表情。



「嫌な事ばかり考えていたけど、次は何作ろう? と

考えている時間が頑張って生きようという糧になります!」

と。




「沢山笑って病気を吹っ飛ばそう!」






次のオーダーへ。









そこから隙間なく、何度も何度も製作。

沢山メールのやり取りもし、

歩けなくなってからは自宅まで何度も何度も行き、

お渡し、打ち合わせ、お渡し、打ち合わせ。





お客様に上下は絶対に付けませんが

山澤力也という個人でお付き合いさせていただいたのです。







2016年5月21日

今朝、天に召されました。






自分は他に出来る事がなかったのか、と

悔やまれる事は沢山あります。





お母さんが安心して眠れる事を考えると、

残された娘さんが元気に育ち、

明るい未来が訪れる事を願ってやまないです。










シルバーアクセサリー

PHANTOM SUCTION

OPEN-CLOSE : 12:00-20:00

北海道釧路市栄町8−1 2F

TEL FAX : 0154-64-1674

E-mail : phantom-suction@lagoon.ocn.ne.jp

HP : http://phantom-suction.com
posted by リキヤ at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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